小さな力でも…
さてさて。
『伊達と相馬の境の桜』事業が終了後、私は…
国道115号線をそのまま相馬市に突き抜け。
国道6号線を南下し。
田中理事長に会いに、原町へ。
6号線から海側への景色…やっぱり、あの時のままでした。
本当に、痛く苦しく…
張り裂けそうな思いしか、湧いてきません。
多分、私自身は…
自分の一生を終えるまで、この光景も、今の感情や感覚も…自分の中に置いたままになると思います。
忘れないし、忘れたいとは思わない…苦しくきつく、哀しく辛く、悔しさや無力感ばかりだけど。
忘れない。
留め置く。
それを飲み込みながら…
乗り越え、先に進む。
笑顔で。
幸せになる!…みんなで。
…それが、私のやり方ですし。
それが、失われたすべてに、報う…
唯一の方法だと思いますから。
それぞれの立場で…
為すべきことを、やる。
全力で懸命に…こころに大切なものを留め置きながら。
それが大切なことだと思います。
全力で…泣いて喚いて。
少しだけでも気持ちが楽になったら…
全力で…仕事や為すべきことを為し。
少しだけ、こころに余裕が出来たら…
全力で…笑う!
勇気や元気は。
与えられるものじゃない。
沸き上がるもの。
元気を与える?
勇気をとどける?
私的には、聞いてて気持ち悪い(笑)
懸命に全力でやっている『姿を見せる』ことが、すべてではないですか?
その姿を、人々が見て。
親や大人や仲間の、後ろ姿・背中を、子供が見て。
自分も少しだけ、やってみようと思う。
どうも、昨今の風潮や、マスコミの程度の低さ、それにインプリンティングされた人々…
ものすごい違和感があります。
軽い。
薄い。
安直。
そんなもんを、押し付けて得意気なマスコミ…本当に、程度の低さを、見識の低さを、アピールしてますよね……
本当のものって、太いし揺らがない。
良薬は口に苦かったりする(笑)
そんなもんなんじゃないかなって思いますが。
与えてもらう…の思考は、もういいなって思います。
…話が脱線しましたが(-_-;)
いきなり、すべてが戻らないのは当然です。
気持ちも。
物質的なものも。
あの日と変わらない…
そんな光景でしたが、自衛隊の災害対策部隊が、瓦礫の撤去をしていました。
あまりにも広域且つ甚大な被害ですから、一見すると変化は無い…ようですが。
少しずつかもしれませんが、あの日と変わってきている。
あの日…店舗は封鎖され、信号は全く点かず、自衛隊と警察と災害救援車両…ほんの数台としか走っていなかった6号線は
店舗がいたるところで開き(もちろん、いまだに開店されてない店舗も見受けられましたが)
車の往来は頻繁で、軽い渋滞。
…少しずつかもしれませんが。
人々は歩んでいて。
今が、現状が、変わっている。
小さな力、小さな一歩かもしれない。
遅々として遅い歩みかもしれない。
今、は。
けれど、人々が、少しずつでも…
気持ちが戻ってきたら。
少しだけ、誰かや何かを背負える余裕が出てきたら。
スピードは、上がっていきますし。
私達は、必ず、出来ます。
今は、堪え忍ばなきゃな部分もあるでしょう。
けれど、必ず、あの地に…旗を立てられる。
だからこそ、今。
未来を、創り変えるために!
歩んでいきましょう!
だて!
&原町!相馬!福島!
ふくしま!
東北!
日本!
私達の歩みこそが、未来になります。
by datejc
| 2011-04-24 16:50
| 直前理事長ブログ