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日本という国…

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さてさて…

一周回って、みらいを現状を変えるためにやるぜ…に戻ってきた、松浦ですが。
まだ、いきなりギアは切り替わらないようです。

なんせ、昨日の件を本日ブログに書く始末(-_-;)


昨日は、郡山の地で、(公社)日本青年会議所の第五回理事会等が開催されました。
日本全国から各県のブロ長や地区担などが、一同に会し。(JC用語については過去ログをご参照くださいね)
(公社)日本青年会議所の方向性や事業についてを審議します。

あの日から、二ヶ月を経過し…
遅々とした復旧、先行きの見えない復興…リーダーシップや担いのあり方、既存組織の限界や弊害、財源を含む負担のあり方等問題は山積みであり、様々に露呈しているものは多々ありますが…の最中で。
また原発問題においては、終息の目処がつかない中、で。
多重に絡み重なった災害の中で。
この福島県で。
全国から各県各地域のリーダーたるメンバーが一同に会し、(公社)日本青年会議所の方向や、日本国並びに日本国民の未来のために何を為しどう在るべきでどんな未来を成せるのか、を。
今、この福島の地で、『今一度、原点を省みながら』審議することは、意義あることであると思います。


福井会頭をはじめとした、(公社)日本青年会議所の役員の皆さんのご英断と、担当委員会の皆さん並びに開催地である斎藤理事長をはじめとした(社)郡山青年会議所メンバーの皆さんの足労に、感謝申し上げます。

この会議の中で。
『日本国』
『日本国民』
の、今の偽らざる現状…が、見えたように思います。

まず…
組織体は、一個人だけでは機能しません。
トップがどれだけ想いをあらわしても…それが組織体の末端や隅々まで浸透していなければ。
実行体たる部署やグループやが機能しなければ、想いは想いだけで終わり、行動にはならない。
幻想・夢物語としか、なりえない。

行動こそが想い・意志ですから、行動が目的に向かっていない、あるいはパフォーマンスが低い、または相手が求めるものではなく自己だけが満足のオナニー…では、本来の想いすら曲がったかたちで現実が築かれていくということになります。

これは、もしかしたら、現首相が乱立させた震災復興の会議体などが生み出している現状とも似てるのかもしれません。


私は、組織体は『No.2』次第だと考えています。
トップの考えや、強みや弱味…を理解した上で『想い』を統合する…
全による個を生み出すのはNo.2の仕事。

歴史を省みれば。
ブレーン・軍師・宰相・番頭…No.2が強い組織は大きな果を上げていますが。
トップだけのワンマンで興った組織は瓦解しています。
項羽と劉邦の故事や、企業の成り立ちや推移…を見渡しても、見えるものがあるでしょう。

組織は、両輪です。
トップの示す方針や想い。
組織体を構成する各個の力。
その両輪が回らなければ、先に進まない。
一つの歯車が回らなければ全体の歯車は回らない。

様々な歯車の組み合わせの中で、キーとなる歯車がある…それが、No.2、あるいは各グループの長。
その良し悪しが、組織全体の良し悪しになる。

既存の組織体、あるいは行政体、企業…現在の日本の問題に想いが巡りました。

全員が、同じ意志を、志を持った組織は、本当に強い。
しかし『志』とは、想うことではなく、利己でもない。

その部分を、今…国難であり、それも国家存亡の火急たる現在においては、日本人が持っていた『志』を。
日本人としての『背中で語る』強さを。
今、もう一度省みるべきかもしれません。

その志・背中…こそが、世界に比しない日本だけのもの、世界が尊し恐れた真の日本の強さなんですから。

また、日本人は極端な民族であり、村社会の国民性。
日本が大きな一つの村になった時に出す力はとんでもないんですが…他の村に対しての対応は総じて他人事になりがち。
自身に降らない火の粉は対岸の火事としてしか見ない。

現状を客観的且つ冷静に見渡せば…どれほど国家あるいは国民のすべてにおいて火急的で重大な現状かということが見えるはずなんですが…


今、見えたもの。
善い部分も。
改善を要する部分も。
その、見えたものを。
生かすこと。

それが一番大切なことですから。

明日をより良くするために。
郡山の地で開催されたこの会議が、一つの契機になればと思います。