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祈りながら歩む…

本日も、半壊や破損した、建物や塀や地盤…
調査や緊急対応をしてきました。


今回の地震の強さ、パワーは、行動範囲を広げ、実際に自身の目で見るほどに…


改めて愕然とします。



しかし、そんな中でも、ライフラインの復旧…のために、懸命に作業している人々もいて。


伊達市近辺のエリアでは、順次、電気は復旧されてきています。


現在の、福島県浜通りの被害状況を鑑みれば、福島県中通り地方の、早急な復旧と、傷病者や子供や老人を含む、被災者の受け入れ体制を急々に整備しなければならないでしょう。


救助された人々を、早急に介護や治療を行わうには『基地・キーステーション』を構築せねば。


そういった中で、ガソリンスタンドの給油渋滞、コンビニやスーパーへの買い物渋滞…

それで、緊急車両や物資運搬車両が動けない…


イロイロと自分の中で考えるところが、あります。


また、それぞれに、心配な想いがあるのは、重々に解ってはいるのですが。


遠方からの電話やメールで、この被災地近辺での『緊急連絡』に携帯を使用できない。



現在、内閣から発せられている『計画停電』も、そうですが…


今、無事である都心部や他地域の人々が…

それぞれに『ほんの少しだけ』携帯の使用や電気の使用や車の利用…を、押さえてくれたならば。

その想いは、日に日に強くなります。



また、本日は、伊達市の霊山町・月舘町で、福島原発からの避難退避地域の人々の受け入れを始めました。


私も救援物資の運搬で、避難所の一つ、霊山町の中央公民館へ。
老人用の簡易ベットや、毛布や布団、救援物資を運びました。



そこにはもう、数名の避難者が到着しておりましたが。


その姿を見ていて、涙が出てきました。


伊達市の災害対策本部では、これからも受け入れ者は拡大し続けるので、対応は長期になる、協力してほしいとの要請を受けました。


自分自身も、石巻や相馬や原町やいわき…友人や仲間や…の安否も解りませんし、連絡は全く取れません。


だての地域内でも、携帯や電話がつながりにくいため、会員全員ともまだ連絡が取れてません。


しかし、この惨状や現状の中で…まずやらなければなことから、やらねばだと考えています。


一人一人の家を訪問し、元気な顔を見たいです。
しかし、道路の寸断や半壊の家への対応など『これから先で』二次災害を発生させない、ライフラインの復旧…を、優先すべきと判断し、動いています。


不安だし心配だし…感情で動けるなら、そうしたい。

しかし、今は、優先すべきところからやることをやっていく…

それしか出来ませんし。

電気の復旧もそうですが、電話や水道や道路…
また、病院や避難施設…

そういった『それぞれの場所・担いの中で』
自身が被災者でも、ありながら………
がんばっている人々が、います。


そんな人々は『自分の利や感情』を押さえ。


『誰かのために』


『自分が会ったこともなく、会うこともないだろう、誰かのために』


懸命に作業をしています。


福島原発は『東京』電力の原発です。


大学時等、東京に居た際、ものすごい違和感を感じていましたが。

『東京の負担金や課税分を上げて、東京を維持している地方へ分配せよ。
原発も、東京から半径200㎞以上離れた地域にしか設置されていない。
その負担が嫌なら、住民は地方へ分散すべき。』

そんな持論を、大学の経済論文に書いたことを思い出しました。



この、退避を求められている人々は、数ヶ月というスパンで、退避を余儀なくされるでしょう。


現状の原発の状況を鑑みれば、メルトダウン、あるいはチャイナシンドロームを回避するためにも、意図的な圧力の低減のための、放射能を含んだ蒸気や水の放出はやむをえないと考えます。


しかし、そこで。
糧を得て、家族を養い、代々生活してきた人々がいる…



放射能で汚染された地を、再び復興しようと想いながら…
これからの長く辛い退避、避難所生活をしていく人々が居る。


中央集権型の日本国の中で『都合の良い平等』の中で、耐え支え続けた人々があったからこそ、成し得たものがあったということ。

都市部は、地方の協力と下支えでしか維持できないということ。


その人々が『ほんの少しだけ』…


その想いは、日々強くなりますし。


今、このだての地に居て。
ライフラインの断絶の中、更に大きな被災者を受け入れる…
そんな地に居て。



悲しさと、怒りや憤りと、苦しさと…
様々な感情が混ざり合っています。


しかし。
泣き続け、文句だけを言っていても、何も一つも変わりません。



『傍観者』は、邪魔をしているだけ。
『当事者だけが、現実を未来を変える』



笑って元気に前を向いて…心の中では様々な感情が強く渦巻いていますが…

それでも、他者と接する時は、笑顔で前を向いて元気に!
空元気も元気だから…



そして、こんな時こそ、みんなで手をつなぎ。


補い合い
分け合い
支え合い



偽情報やチェーンメールを流し続ける人々。
心配です…と、言いながら、感情を逆撫でし続けるマスコミ。
不安なのは重々解るけど…携帯やメールを使い続け、被災地の緊急連絡を阻害し続ける人々。


いまだに、電話すら、つながりにくい現状です。

それでも…
海岸沿い地域の人々や、これからの長い避難所生活を続けなければな人々に。


今、自分が…
『その人々のために』本当にタメになり出来ることを。


明日も、また、やらねばなことを一つずつ。



そして、もし、今。

都心部や他地域で、このブログを読んでいる方がいれば、もう一度良く考えてほしいです。


あなたも、不便や大変な想いをされたし、今もされているでしょう。

しかし、それ以上に苦しんでいる人が居る。

その人々の支えがあったからこそ、あなたの生活はこれまで成し得ていた。


『小さな不便、小さな大変』…を、探すのではなく。
『みんなで今の先を良くするためには』


それを、よく考えてほしいです。


今、戻ってきて。
関東キー局の某局の報道を見ていますが。
正直、怒りしかありません。


あなたも、歩いて帰らなきゃ…
大変でしょうね。
コンビニに商品がなくて…
大変でしょうね。
交通機関にいる時に、被災して…
大変でしょうね。


でもね。
普段と変わらぬ生活をしている…そんなところで『大変自慢、不便自慢』をしている…
まさに今。


命の危険を直接受け。
笑えない中で笑いながら…頑張っている人々が居ます。


命を失うまさにその現場で、命を救うために、今からを立ち上がり進むために、歯を食いしばっている人々が居ます。



『他人事』の『傍観者』が語る、薄い言葉より。


小さな我慢や、小さな協力…を行う『当事者』になってほしいと想います。



電気や食料も…
地方の支えの上に都市部が成り立っていることを、これから実感するでしょう。


みんな、つながっているんです。


少しずつ…でも。
補い合い。
分け支え合いながら。


手をつなぎ。

前に進みましょう。



今は、悪い部分や犯人探しをしている時ではない。
前に進まなきゃな時なんですから。



今、本当に、苦しい想いをしている人々が。
避難を強いられ、友人や仲間の安否すら解らない…そんな中で余震の強さや原発の危機にさらされながら…苦しんでいる人々が。


こころからの笑顔で過ごせる『未来を明日を』創るために。


今、歩まなきゃいけないと想います。



本当に、友人や仲間や無事でいてほしい。

すごく苦しくて辛くて悲しい。

けど、明日を…今よりも少しでも良くするために……